TOEICの点を効率よく上げたい!そう思っていても壁にぶつかって、気づけばモチベーションも下がって単語を見るのも嫌になる。
僕自身も700点を取るときや860点を超えるときに、どれだけ勉強しても点があがらないことがありました。壁を超えた後、思ったのは「TOEICで効率良く点を取るのにはやり方がある」ということでした。
今回は効率よく点を取るために必要なエッセンスを7つにまとめてました。詳細な勉強方法は下記に書いていますので参考にして下さい。
1. 良い参考書と悪い参考書を見極めろ!良い参考書で勉強すれば、簡単に点は上がる。
残念ながら本屋で売っているTOEICの参考書の半分は役に立ちません。
TOEICの点数の低いときはどれが良い参考書でどれが悪い参考書かわからなかったので、TOEICに出ない単語や文法を覚えたり、発音の悪いナレーターで練習したり、今となれば本当に無駄なことをしていたと思います。
効率的に点を上げたいなら下記の注意点をよく見てから参考書を買うようにしてください。
TOEICをよく知っている人が書いている
TOEICを専門に参考書を書いている方と、その他の英語の試験と同じようにTOEICの本を書いておられる方とは大きな差があります。オススメの著者は下記です。
- Tex加藤さん
- ヒロ前田さん
- 花田徹也さん
- 加藤優さん
- 大里秀介さん
- 八島晶さん
TOEICを継続的に受けておられるので、TOEICの問題内容に沿った素晴らしい本ばかりです。
TOEICを教えることを仕事にしている人は参考書の評価が自分の収入に繋がるので本気です。何を買うか迷ったときはこの方達の本を買えば、間違いないです。
できるだけ新しい本を買う。出版から10年程度経過した本は止める。
TOEICの傾向は少しずつ変わっています。
2016年5月には新形式に変わりました。根本的には変わっていないですが、出る単語、表現は少しずつ変わっています。覚える単語や表現を最低限にして高得点と取りたいのであれば、出来るだけ最新の傾向を掴んだ本を購入しましょう。
文法なら文法とポイントが絞られている本を買う
TOEICと言っても範囲は広いです。1冊でListening, Reading全てを網羅する本は勉強したいポイントが曖昧になります。TOEIC 600点以上であれば、自分自身の弱点を明らかにした上で、必要なポイントに絞って勉強しましょう。
僕自身が実際に購入した中で選んだ参考書です。良かったものと悪かったものをそれぞれ書いています。
2. TOEICはスピード勝負!超覚醒状態でテストを受けろ!
TOEICは120分で200問を解きます。Listeningの45分は1分間に2問以上解くペースで100問解く必要があります。また特にReadingの75分は本当に時間がありません。TOEICは頭の処理能力を問われるテストでもあるのは間違いないです。
問題を読み飛ばすことなく、時間通りに解き終わるだけで大体Reading 450点とも言われています。僕もReading 455点(Percent Rank 98% 受験者上位2%の点数)を取ったときでさえ、試験時間の1分前にやっと最後の問題が解き終わりました。
テスト中にゆっくりしている間はありません。好きな彼女のことを一瞬考えたり、嫌な先輩のことを考えてイライラしている時間はありません。前日は十分な睡眠を取り、テスト直前に栄養ドリンク飲んで、受験時間の2時間に全身全霊を注ぐ必要があります。
※テスト直前に栄養ドリンク飲むのはTOEIC受験者の中では通称ドーピングと言われています。トイレが近くなる危険性もあるので、ご自身の体と相談の上で飲んでください。僕は大体、Redbullを飲んでました。
3. 英語を聞き流すだけでは、聞き取れるようにはならない!
スピードラーニングのCMで石川遼君がよく言っている「聞き流ししていたら、英語ができるようになっていた」という言葉。
すごい誘惑されますよね。
それが出来れば最高ですが、はっきり言うと聞き流すだけで出来るようになりません。聞き流すだけで英語が出来るようになるのであれば、スピードラーニングを買った方は全員英語が流暢に話せるようになっているでしょう。
英語が聞き取るには方法があります。具体的に言うと単語の音が聞き取れるようになってから、英文を聞き取るようにしないと聞き取れるようにはなれません。また、単語の意味を知ってからではないと、英文を理解することは出来ません。具体的には下記に書いています。
ただし、公式問題集1冊を勉強して800点を超える高得点を取ることは難しいです。どれだけ才能のある人でも英語のバックグラウンドが無いのであれば、問題のパターンを覚えないと高得点を取ることはできません。模試10セット分程度は必要だと思って下さい。
僕自身は英語の才能が無いのと、イマイチな参考書をかなり買ったので模試20セット以上購入していますが、それを全て計算しても5万円程度です。5万円を高いか安いかは人によると思いますが、僕は英語の点数を使って転職して年収を100万円以上アップしているので安かったと考えています。
4. TOEICの文法は難しくない!?
日本人の不得意な冠詞。惑星を意味するPlanetの前には「the」が付くのでしょうか?「a」が付くのでしょうか?
喜ばしいことにTOEICには、日本人の大学受験では問われるような冠詞を問う問題はほとんど出ません。時制も曖昧な現在形か現在完了形を問われるような問題はほとんど出ません。大学受験を経験した方は、細かい文法を理解しようと必死になりがちですが、細かい文法知識はTOEICには不要です。
TOEICは新しくなるにつれて、Part 5, Part 6でも文法問題でなく、単語や熟語の意味を問うものが多くなってきました。必死に文法書の隅っこのほうを覚える必要はないです。文法に関しては中学校レベルの文法がわかっていれば十分で、あとは参考書を購入して問題を解きながらTOEICに出るパターンを覚えてください。
5. 単語を覚えるのは基礎中の基礎。単語が正しくわかっていないと英文を理解できない。
英語の勉強の基本は単語を覚えることです。わからない単語は前後の文脈から推測すること!とよく言われましたが、1文にわからない単語が複数あると文章は理解できません。
また単語を推測していると「こっちの意味でも考えられるな・・・」なんて、文章の理解に迷いが生じます。残念ながらTOEICテストにおいて、迷っている時間はありません。TOEICテストに出る単語は全て覚えてしまいましょう。単語を覚えるのは辛い作業ですが、単語を覚えていないのにTOEICテストで高得点を取れる方はいません。
単語はただ覚えるだけではダメです。TOEICで使えるレベルで覚える必要があります。目標は英⇒日が1秒で出来るレベルです。「BOOK」と見たら「本」とすぐに出るレベルです。また、単語は文字だけでなく音も一緒に覚えましょう。音を覚えておかないとListeningで使いものになりません。
おすすめは金フレです。TOEICを何度も受験されて、実際に出た単語のみで作成された単語集です。TOEIC 500点以下の方には姉妹版の銀フレという単語集もあります。もしあなたが最短でTOEIC 800点程度を目指すのであれば、金フレに書かれた単語は100%覚える必要があります。覚え方は下記を参考にしてください。
6. 発音できると聞き取れるわけじゃないけど、Listening高得点取るには発音練習したほうが効率的
「発音できない音は聞き取れない」なんて言います。実際のところ、それは嘘です。
でも、自分の発音できる音のほうが圧倒的に聞き取りやすいです。Listeningのためには英語の発音は必須で勉強したほうが良いでしょう。できれば、1単語ずつを切り取って教えてくれる教材で勉強したほうがよいでしょう。今は本当に便利でyoutubeで検索すれば、発音を教えてくれるサイトが山程あります。
本のお勧めは英語耳[CD付き]です。ベストセラーだけあって、英語特有の音に関して説明がすばらしいです。
7. 日本人の英語力は圧倒的に低い。自分が英語を使えないことは、世界から見ると恥であることを意識する
TOEICの勉強を始めて、英語を意識し始めると気づいてくることがあります。ニュースの街頭インタビューで出てくる海外の方は、よく英語で話されています。
- W杯 日本 vs オランダのハーフタイム中のオランダ人
- イギリスのEU離脱にコメントするフランス人
- トルコのクーデターによる危機を伝えるトルコ人
- 台風によって関西国際空港に取り残された中国人
この方たちは母国語は英語ではないのですが、当たり前のように全て英語で話されていました。聞いていてもそんなに上手くはないのですが、必死に英語で今思っていることを伝えようとされていました。
海外のニュース番組(CNN)などを見ていても時々日本人が出てきます。日本人が出るときだけ、日本人の話す日本語に合わせて、英語の音声が出ます。世界中に影響するニュースの場合、アメリカ人、ドイツ人、イギリス人、フランス人、韓国人、台湾人は全て英語話されていて、日本人だけ日本語なんてよくある光景です。
日本人が英語を話せないということ、そして自分もその1人であることは恥ずべきことと感じて欲しいです。
まとめ
TOEICを勉強していて、僕自身がなかなか気付けなかったエッセンスを7つにまとめてみました。パッと見ただけで理解できないところもあると思います。ただ、TOEIC高得点取っている人は当たり前のように気付いていることばかりだと思います。
英語の習得はすぐには出来ませんが、これを見て効率よく勉強して頂けると嬉しいです。
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