英語初心者の方(TOEIC 600点前後)の方でも読みやすい洋書を紹介します。
「Alice’s Adventures in Wonderland」(邦題:不思議の国のアリス)のような童話は、内容が子供寄りで興味が持てず読み進められなかったり、意外と難しい単語が多かったりします。
今回は大学生以上の方が読んでも面白く読めるような洋書を選んで紹介します。英語版の漫画は以前に紹介しているので今回は紹介しませんが、漫画も楽しく英語を勉強できるのでオススメです。
- 1. 洋書をお得に購入するために。
- 2. おすすめ洋書
- 2-1. 100 Tricks to Appear Smart In Meetings
- 2-2. English Short Stories For Intermediate Learners
- 2-3. How to Win Friends & Influence People
- 2-4. Learn English: 300% Faster
- 2-5. Moneyball: The Art of Winning an Unfair Game
- 2-6. Lonely Planet Japan
- 2-7. Why Men Don’t Listen and Women Can’t Read Maps: How We’re Different and What to Do About it
- 2-8. Harry Potter and the Philosopher’s Stone
- 3. まとめ
1. 洋書をお得に購入するために。
洋書はKindleで買った場合、非常に安いことが多いです。最初に紹介する「会議でスマートに見せる100の方法」の洋書版ですが、Kindleで400円で買えます。日本語のKindleだと1458円なので、かなり値段が違うことがわかります。その他の本もKindleで買うと非常に安いです。(2018年現在)
KindleにはWord Wise機能という難しい単語をわかりやすい言葉に置き換えて表示してくれる機能があったり、ワンタッチすると辞書を開いてくれる機能もあります。
Word Wise機能。難しい言葉を簡単な言葉に置き換えてくれます。
辞書も当たり前に付いています。
洋書とKindleの相性は凄く良いのでおすすめです。
2. おすすめ洋書
2-1. 100 Tricks to Appear Smart In Meetings
「会議でスマートに見せる100の方法」という名前で日本語に翻訳されて売られている本です。日本でも話題になりました。Yahoo!やGoogleという大手の会社で働いていたサラクーパーという女性が「会議に集中するふりをして書きとめた裏ワザ」が書かれています。
特に役に立つ本ではなく、軽い気持ちで楽しんで読む本です。英語であることを意識せず、すっと1冊読み終わるので1冊も読んだことが無い人が挑戦するのに良いです。先に書いたようにKindle版は400円(2018年現在)と値段が安いことも非常に良いです。
下はスマートに見せる方法の1つ、「パーセントを分数に翻訳する」です。TOEIC 600点前後の方でも簡単に読めることがわかると思います。
2-2. English Short Stories For Intermediate Learners
英語学習者向けの8つのショートストーリーが書かれた本です。ショートストーリーを読んだ後に内容を正しく読めているかの簡単なテストが3つ付いています。1つのストーリーは大体10分程度で読むことができます。
学習者向けとあって全体的に内容が簡単で、TOEICでいうと500点~700点くらいの方向けの内容です。この本はKindle Unlimitedに登録していると無料で読むことが出来ます。30日間の体験期間に読んで解約すれば無料で読むということも可能です。
2-3. How to Win Friends & Influence People
邦題は「人を動かす」です。ご存知の方も多いと思いますが、「自己啓発書の原点」とも言われいて、80年前に発売されて1500万部以上売れたと言われている本です。サイバーエージェントのCEO藤田晋さんが心に残る本で挙げられていたり、経営者に特に人気のある本です。
他の本に比べて長く難しい単語も出てきますが、内容も濃く印象に残る本になることは間違いないです。僕は何度も読んでいますが、新しいチームのリーダーになる際や人間関係に悩んだときなど読み返しています。Kindle版は100円?と驚くほど安いです。(2018年現在)
2-4. Learn English: 300% Faster
英語を長年教えてきた著書が書く「お金と時間を無駄にしないで効率的に英語学習できる方法」について書かれた本です。Lang-8という国をまたがって言語を教え合うサービスははこの本で教えてもらいました。
英語が母国語で無い人のために書かれているので、英語が得意でなくても読みやすくTOEIC 500点程度であれば十分読むことができると思います。洋書を読もうと思っている方は英語の学習をしたいと思っている人ですので興味をもてると思います。こちらもKindle Unlimitedに登録していると無料で読むことが出来る本です。
Learn English: 300% Faster – 95 Tips to Speak Like a Native (English Edition)[Kindle版]
2-5. Moneyball: The Art of Winning an Unfair Game
MLBの貧乏球団のオーナーであるビリー・ビーンがサイバーメトリクスという独自の統計学を駆使した手法で競合球団を作り上げるという実話です。2003年のアメリカで発売されてベストセラーとなった本です。ブラット・ピット主演で映画化もされました。映画にはイチローも出てきます。
僕は野球がすごく好きでどうしても読みたかったので、購入して読みました。当然難しい用語もあるのですが、自分が興味を持てる内容だったのであっさりと読めました。自分の興味のあるものを読むのは英語であることを忘れさせてくれます。この本は野球が好きであれば是非おすすめしたいです。
2-6. Lonely Planet Japan
海外旅行者向けのガイド本です。Lonely Planetは日本でいう「地球の歩き方」であるとよく言われます。
内容は簡単で非常に読みやすいです。Sushiが「raw fish on vinegar-seasoned rice」と注釈されていたりするので、通訳ガイドのような日本を紹介する機会のある方にもオススメです。直島や奥の院など日本人にもあまり知らないところが紹介されていて、海外から日本のどの部分に興味を持っているかなどわかるので面白く読めます。
これもKindle Unlimitedの方は無料で読めます。
Lonely Planet Japan (Travel Guide)[Kindle版]
2-7. Why Men Don’t Listen and Women Can’t Read Maps: How We’re Different and What to Do About it
「話を聞かない男、地図が読めない女」という題で日本でも売られていた本です。男性と女性の脳の違いによる考え方の違い、どのようにしてお互い理解すればよいかなどが書かれています。
難しい表現が時々ありますが、初心者でも十分に挑戦できる内容です。僕自身もTOEIC 600点時代に読んでしっかり読み終わりました。「秋に人間の性欲は上がる」などあまり聞いたことのない話とその理由なども書かれていて勉強になります。異性の気持ちが理解出来ない方にオススメです。
Why Men Don’t Listen and Women Can’t Read Maps: How We’re Different and What to Do About it
2-8. Harry Potter and the Philosopher’s Stone
イギリスの作家 J・K.ローリングが書いたファンタジー小説です。計7冊発売されています。最新刊が発売されるたびに小学生達が必死に買っていたことが、テレビに流れていたのが懐かしいです。
児童書だと思って挑戦すると痛い目を見ます。表題からして、賢者の石(philosophers stone)とか秘密の部屋(chamber of secret)とか、一般的に使わないような言葉が出てきます。Kindle Unlimitedで無料で読めるので紹介しておきますが、ある程度英語に自信のある方にオススメです。初心者が軽い気持ちで読むのは止めてください。
3. まとめ
大学生以上の方でも楽しんで読める洋書を紹介しました。ほとんどのものがTOEIC 600点前後でも読めるような優しい内容です。また、難しい内容であってもKindleのWord Wise機能などを使えば辞書を開くという面倒な作業をすることなく、読むことができます。
英語圏でKindleがすごく売れているのは、Word Wise機能や辞書機能のような英単語があまり詳しくない人でも読めるような機能が付いているのが理由だと思います。是非、色々な機能を使って気軽に読んでみてください。