単語を覚えるのはTOEIC受験には必須の作業です。
単語を覚えるのは辛い作業ですが、最初に頑張って単語を覚えれば、後の勉強はわかることが増えて楽しくなっていきます。単語帳を使いながらの単語を覚える方法を下に書きます。
TOEICに出ない単語をどれだけ必死に覚えても時間の無駄です。TOEICを何度も受けた経験から選んだ頻出の単語帳はこちらに挙げていますので参考にしてください。
1. TOEICにおいて単語を覚える重要性
最初になぜ、英単語を覚える必要があるか説明します。答えは簡単です。英単語が英語の基礎となるからです。
ReadingでもListeningでも全て単語が基礎となります。基礎がどれくらい大事かと言うと、英単語力だけでTOEICの点数を推定することが出来るほど重要です。
下のWeblio語彙力診断テストの「総合診断」を試してみて下さい。最後にあなたの推定スコアが出ると思います。単語だけのテストですが、あなたのスコアがほぼ的確に表示されると思います。
(嬉しいことに僕はTOEIC 860以上でした。当たっていて良かったです。)
TOEICの900以上のスコアを取られている方で、英単語を覚える作業が勉強時間の半分と言っている方もいます。半分とまでは言いませんが、英単語を覚える作業には時間をかけてください。英単語をたくさん覚えるのがTOEICで高得点を取る一番の近道です。
英語の基礎である単語を疎かにしても点が伸びないことを下記リンクに書いています。
2. TOEIC 単語帳を使った勉強方法について
2-1. 毎日 単語帳を使って英語⇒日本語を確認する
買った単語帳を使って、毎日単語をチェックします。
毎日というのが大事です。忘却曲線については知っている人が多いと思うのでここでは説明しませんが、筋トレと同じで毎日単語チェックしないとどんどん忘れてしまいます。
単語帳を開き、右手でペンを持ちながら日本語訳を隠し、上から順に単語を確認していきます。知っている単語であれば何もせず、次の単語に進み、知らない単語であれば赤ペンで単語の前の□にチェックを入れ、訳を確認してから次の単語に進みます。
↑↑右手で訳を隠しながら、単語を確認!「complexってなんだっけなー」ってところです。何回も間違うとチェックがどんどん増えます。
1単語3秒~4秒程度が目標です。つまり100単語でも5分ちょっとです。実際にやってみると、とても早い作業です。スピード感覚を持ってサッーと進めていきましょう。1日どれだけ少なくても300単語、15分程度は確認するようにしてください。毎日続けるためには自分の生活の中に組み込む必要があります。朝起きてすぐ、通勤通学時間に単語をチェックすることをオススメします。感情を入れず、黙々とやります。
1つ注意があります。
絶対に1つの単語に時間をかけすぎないようにしてください。「exportって何だっけ。。。importが輸入だから、、、輸出だ!」なんて思い出し方をしていたら、実際のTOEICテストでは役に立ちません。TOEICはスピード勝負のテストです。そんな思い出し方をしている時間はありません。英単語を見て即座に日本語が出てくることが必要です。
bookと見たら「本!」とすぐ言葉が浮かぶように、英単語を覚えないとTOEICでは使い物になりません。合わせて、品詞が何かも覚えてください。動詞であれば自動詞なのか他動詞なのか。それに続く前置詞も覚えないとPart 5, 6では使えません。
2-2. 毎日 英単語の音を覚える
ほとんどの単語帳には音声が付いています。単語の音を覚えることでListeningで音を認識することができるようになります。1.5倍から2倍速で音声を聞き、英語の音声が流れた直後に、日本語訳をつぶやくことを続けます。
知っている単語であっても、音声を聞くと意外と違うものが多いです。例えば下の単語を見て下さい。
TOEIC 500点程度である方であればこの単語は知っていると思います。発音はネグレクトだと思っている人が多いと思います。
違います。
発音記号見てください。ニグレクト[niglekt]です。Webで聞ける音声があるので何度でも確認してください。音声はこちらです。
日本語で洗濯機を意味するランドリーも同じです。英語の発音は違います。興味があれば、リンク貼るので聞いてみて下さい。カタカナでいうとローンドリー[lˈɔːndri]に近いです。
日本人の英語はカタカナに汚染されています。カタカナは一旦忘れて新しい気持ちで単語を聞いて下さい。何度聞いてもランドリーに聞こえてしまう方は相当伸びしろがあります!
正しく音を理解していないとListeningでは通用しません。1つ1つの単語の正しい音を理解しましょう。音を聞くのは歩きながらでも出来るので、駅から会社まで15分程度歩きながら毎日聞く事をオススメします。ウォーキングを兼ねてやれば健康にも良いです。
音声付きのオススメの単語帳はこちらを見てください。
音を正しく捉えるステップについてはこちらに記載しています。
2-2. 覚えにくい単語を自分の単語帳に写す
どうしても覚えられない単語を自分の持っている単語帳に写します。
ランダムに順番を変えれるような単語カードに書いていきます。厚紙で出来た単語カードに書くという方法もありますが、紙代もバカになりません。今は良いスマホアプリが出ているのでそちらで勉強したほうが良いです。
Flashcardsを使って単語を覚えていきます。
(表)英単語を書く
(裏面) 日本語訳と、書けるなら例文も。
色々な単語カードアプリを試しましたが、結局Flashcardsに行き着きました。EXCELからのインポートが出来たり、WEBからカードを追加出来たり機能が非常に豊富です。
毎日のようにチェックしていきましょう。
2-3. 週に1回テストを行う
奥様や友達に頼んで単語テストを作ってもらいます。総仕上げの段階です。
EXCELで簡単に枠を作り、左に覚えたい英単語を書いてもらいます。50単語分書いてもらい、5分で回答します。1問6秒です。やってみるとわかりますが、単語を認識してから日本語を書く時間を含めて6秒なのでめちゃくちゃ厳しいです。
僕が以前に妻に書いてもらったテストを受けたときです。左が妻が書いた英単語、右が僕の回答です。時間がないので字が非常に汚いです。
英単語を認識するスピードは守る必要があるので、辛いですが、1単語6秒を守って回答してください。6秒で回答出来ないのであれば、英単語がちゃんと頭に入っていないということです。毎日単語帳を使って英単語を確認する際も、もっと集中してください。
また、「Amazing=驚く」のような回答は×にしてください。正しくは「Amazing=驚くべき」です。自動詞や他動詞の関係性も理解して回答してください。
週に1回程度テストがあると思うと、毎日の勉強に緊張感を持てるので良いです。
僕は奥様に単語テストを作ってもらっていましたが、甘さを除くためにも採点も奥様にしてもらっていました。テストを作ってもらって、採点してもらって、バイト代として500円払っていました。厳しいですが、自分では作れないので安い出費だと思っています。(泣)
3. まとめ
単語を覚えるのは必須の作業ですが、単純な作業です。
「あー今日も英単語の勉強やるかー」という低いモチベーションになりがちです。メリハリを付けて「今日は調子いいから、いつもの倍やろう」「飲み会の帰りでものすごくしんどいからいつもの半分にさせてもらおう」など、毎日絶対にやる量を決めないで1週間トータルで確認できる量を決めておきましょう。
あくまで目安ですが、1週間で500~1000程度の単語数を覚えることは可能です。1ヶ月頑張れば2000~4000程度の単語を覚えられます。覚えた単語数はTOEICの点数アップという形で返ってきます。
英単語を覚えるのに毎日は必須です。人間忘れるのは早いです。どういう状況になっても毎日続けられるようにしましょう。がんばれー!
コメント
左利きだぁー
手で誤訳を隠せないのが地味に痛い。
頑張りましょう!
ごめんなさい。気がきかず。。
確かに右利き前提で書いていました。
頑張って良い点取りましょう!まだまだ僕も頑張っています。
丁寧にまとめられていてためになります!^^