TOEIC 文法 Part 5, 6で9割を取る攻略法と勉強法

grammer
Part 5, 6は読む英語の量が少なく、パターンが分かればすぐに回答できます。

一般的に初心者にも得点の取りやすいパートと言われていますが、実際は7割回答できている方は少ないのではないでしょうか?

今回はTOEICのPart 5, 6で9割取るための攻略法と勉強法を書きます。

Part 5, 6は文法のパートと考えている人が多いですが、実際は単語の意味を問うものが多い点についても詳しく説明します。

1. TOEIC Part 5, 6は何を問われるパートなのか?

Part 5, 6は文法のパートと思われている方が多いです。TOEICを受験されたことのある方は、文法だけではなく、単語の意味を問われるパートであることもご存知だと思います。

それでは一体何%が単語の意味を問うような問題なのでしょうか?

また純粋な文法の問題の中でどのような問いが多いのでしょうか?

日本人が不得意な時制でしょうか?forやinを問う前置詞でしょうか?

TOEICの受けた方がなんとなく感じていることをここで明らかにします。

問われた内容問題数(Part 5全30問)割合
単語(語彙を問う問題)1240.0%
品詞516.7%
前置詞413.3%
動詞310.0%
代名詞26.7%
比較級26.7%
副詞13.3%
接続詞13.3%

これは公式問題集Part 5が「実際にはどの内容を問いたのか」を調査した表(jan調べ)です。

これを見るとわかるのですが、Part 5は実際は40%が語彙を問う問題です。かなり大部分を占めていることがわかると思います。

驚くべきことですが、日本人が不得意な時制や冠詞(aとかtheとか)は1問もありませんでした。また熟語の問題も1問もありませんでした。

これは公式問題集だから、このような結果になったのでしょうか?

違います。

僕がTOEICを20回程度受けた経験からも、時制の問題や冠詞の問題はほぼ皆無と言ってよいです。見た記憶がありません。

1.1 TOEICでは、なぜ時制や冠詞の問題がほぼ出ないのか?

これは推測ですが、TOEICを作っているETSという団体がクレームを受け付けたくないためだと思います。

「過去形や現在分詞の違い」、「aとthe」の違いなどは非常に曖昧で、捉え方によってはどちらが正解と言えない問題を作ってしまう可能性があります。

1度に何万人も受けるテストであれば、人によって見解の分かれるような問題はクレームに繋がりテストの価値を下げてしまいます。

ETSはその点を見越して時制や冠詞の問題をわざと出していません

また、熟語の問題は0ではないですが、出ても30問中の1問程度です。時間を注いで熟語を覚える必要性は低いです。

2. TOEICのリサイクル問題

TOEICを受け続けるとわかりますが、TOEICは同じ問題を何度も使い続けています。

リサイクルと言われていますが、Part 5で言うと問われる内容どころかA, B, C, Dの順まで同じで出ることもあります。

TOEICを何度も受けている方はその事実を知っています。的中率の高い問題集の著者は足繁く何度もTOEICを受験し、その内容を記録し、問題集に反映されてます。

リサイクルがあることを理解して、問題集を作られている著者の問題集を買いましょう。勉強すればするほど、効率よく得点アップできます。

全く同じ内容はTOEICの規約に反するため、問題集にはほんの少しだけ変えて書かれています。例えばこんな感じです。

<TOEIC出題例(Part 5)>

After a six-month probationary period, civil service employees are ____ to take vacation days.

(A) beneficial  (B) relevant   (C)  convenient  (D)  eligible

<出題例(Part 5)>

City employees are eligible ____ take vacation days after a one-month probationary period.

(A) for          (B)  into         (C)  on             (D)  to

少し違う文章ですが、問われている内容はbe eligible to (~するための資格がある)という表現であることはわかると思います。

問題集で出た内容をしっかり覚えていればTOEIC本試験で回答することは可能でしょう。

このようなリサイクルを意識して書かれている問題集を買いましょう。圧倒的に効果を発揮します。

おすすめはこちらです。

TOEIC文法問題集 2023最新版!頻出の問題を集めたオススメ文法問題集
TOEICで言うとPart 5, 6に当たる文法問題に特化して問題集を紹介します。 僕が英語の勉強を開始した頃、TOEIC文法1000という本がオススメと書いてあるサイトを読んだのでそれを買って勉強しました。全問解いて何回も復...

3. TOEIC Part 5で9割を取る勉強法

・時制は出ない。冠詞も出ない。熟語もほとんど出ない。単語の意味を問う問題は40%出題される。

・TOEICの問題はリサイクルされていて、何度も同じ問題が出る。良い問題集を買えばTOEICの試験で見たことのある問題に遭遇する可能性が高い。

この2つの事実がわかっていれば、TOEICのPart 5で9割取れそうな気がしてきませんか?後は詳しく勉強法を解説します。

3-1. TOEIC 200点~500点の方は基本をおさえる

TOEIC200 ~ 500点の方はそもそも文法、単語共に基本がない方です。Part 5の30問で言うと自信を持って回答できるのは5問もないと思います。

SVOって何だっけ?形容詞って何だっけ?というレベルでは、買った問題集の解説すら理解できません。

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基本から立ち返るために上記の本で勉強するのをオススメします。

この本の内容はTOEICに出る内容ばかりですので、点数の低い方でもしっかり全部を覚えましょう。

冠詞や時制はPart 5では出題されませんが、TOEIC全体では理解しておく必要があるのでしっかり勉強してください。

Kindle版もあるので、移動中に読みやすいのがメリットです。

一億人のための英文法」「English Grammer in Use」「Forest」など有名な英語の文法書がありますが、TOEICの勉強のためにこの本を買うのは止めたほうが良いです。

本が厚く、TOEICに出ないような文法も詳細に説明されているので非効率です。「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!」はTOEICに出る基本的な問題を解きながら文法を理解できるのでおすすめです。

3-2. TOEIC 500点以上の方はひたすら単語を覚える。問題集を解いて復習する。

単語が40%を占めています。単語は頻出の単語を正しく覚える必要があります。オススメは通称「金フレ」と呼ばれる単語帳です。

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毎回TOEICを受けているTEX加藤さんが選びに選んだ単語集です。

コンパクトな本なので持ち運びに良く、音声も付いているので、Listening力の向上にも役立ちます。

Part 5で9割を狙うのであれば、この単語帳に書かれた単語は全て覚えましょう。覚える必要のない単語は一つもありません。

単語の覚え方はこちらを参考にしてください。

TOEIC 勉強法 単語帳を使って単語を覚える
単語を覚えるのはTOEIC受験には必須の作業です。 単語を覚えるのは辛い作業ですが、最初に頑張って単語を覚えれば、後の勉強はわかることが増えて楽しくなっていきます。単語帳を使いながらの単語を覚える方法を下に書きます。 ...

文法の問題は1000問~1500問程度を解くのを目安にしてください。それぐらい解くとTOEICの問題には見たことのあるものばかりになると思います。

1番のオススメは下記の本です。先ほどの金フレと同じでTEX加藤さんの本ですが、別に回し者ではないです(笑)TEX加藤さんは良い本を書かれています。

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3-2-1. 本番でなくてもスピードを意識して解く

ひたすら解くと言ってもただ解けばよいのではなく、1問20秒ペースを守って解きましょう。

TOEICはスピード命です。Part 5, 6で9割取れてもPart 7が全然解けなかったら意味ないです。

ただし、全ての問題を20秒で解く練習は必要ないです。5秒で解ける問題と30秒くらいかかってしまうような問題があります。

文法特急シリーズには「解答目標タイム」が書かれており、問題をどれくらいのスピードで解けば良いかの目安になります。

1駅1題 新TOEIC(R) TEST 文法 特急

新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編

TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6

解答目標タイムは遵守!

3-2-2. 勉強の際には良い結果を意識しない。

勉強するとき大事なことは良い結果を意識しないようにしてください。

偶然当たったのをOKとしてはダメです。回答が曖昧であれば、間違いと同じです。また何を問われたのかを常に意識してください。

3-2-3. 復習を意識して勉強する。

わからない問題は何度も復習する必要があります。

問題を解いて、解けなかった問題には赤ペンでを付け、何度も解くという方法が1番簡単です。が増えれば増えるほど、何度も復習する必要があることがわかります。

また、TOEIC TEST 単語特急 新形式対策1駅1題 新TOEIC(R) TEST 文法 特急のような1ページに1題のみ書かれた本であれば、ページの端っこを折り曲げるドッグイヤーという方法も良いです。

ページの端っこを折り曲げるのは移動中でも簡単に出来るということと、テスト前に一気に復讐したいときにどのページを復讐すればよいかがわかりやすいです。

やりすぎると本が微妙に分厚くなります。自分が努力した証ですね。

3-2-4. テスト前1週間で一気に復讐する

Part 5, 6は単語を覚えているか、文法を覚えているかを問われるので、復習が効果的です。

が付いているところ、ドッグイヤーが付いているところを最後の1週間で一気に復習しましょう。

ただ回答するだけではなく、何が問われているかを理解した上で回答しましょう。「この問題の答えはCだったな。理由覚えていないけど。」というのはナシです。

4. まとめ

Part 5 ,6は少ない勉強時間で最も効果が出やすいです。9割取るのも難しくありません。

出来るだけ得意なPartにして素早く解き、Part 7(長文読解)に余裕をもって解けるようにしましょう。

TOEICの文法も含めて最短で800点を取る方法はこちらを見て下さい。

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様々なTOEICの勉強法の本やサイトを見ましたが、TOEIC 500点前後の方がTOEICの点数を上げるための最短の方法を書いているものは少ないです。よく見るのはこんな感じのものです。 「公式問題集を10回繰り返したら...

コメント

  1. 分かりやすい記事でした!ありがとうございます。

    文法はハイスコアのキーになりますよね!

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