TOEICの勉強に使えるiPhoneアプリ、Androidアプリを紹介します。
「特定の箇所を繰り返し再生するアプリ」や「単語帳アプリ」は、TOEICの勉強には必須です。色々と種類があるので僕自身がいくつも使ってみて最も良かったアプリを紹介します。
英語の学習アプリとして有名であってもTOEIC向きではないものもあります。TOEIC向きではないものも「TOEIC向きじゃない」と事実を書いた上で紹介します。
1. TOEICアプリの有効な使い方
アプリの最も良いところは、隙間時間でも勉強できるところです。
忙しい方は細切れの時間も惜しいと思います。アプリを使えば本を開く必要がないので、エレベーターを待っている10秒ほどでも単語チェックできます。
ただ、スマホは便利過ぎるので、勉強するのであればゲームアプリやLINEなどのSNSアプリは違う画面に配置するなどして目につかないようにしましょう。本当に集中したいのであれば、機内モードにするのも手です。ここで紹介するアプリはオフラインで使えるかどうかも記載しています。
2. TOEICアプリ おすすめ
2-1. abceed analytics
TOEICの特急シリーズの音声を無料で聞いたり、有料で書籍を購入すればアプリ上で問題を解くことができるアプリです。音声は倍速再生も可能です。公式問題集を含めてTOEIC本の多数を網羅しており「TOEIC本を買って、音声をダウンロードしてスマホに入れる」という手間を省いてくれます。また、文法問題1000などのベストセラーもアプリ上で問題を解くことも可能です。(無料では一部のみです)
残念なポイントとしては無料ではオフラインでの使用ができず、オフラインで使用したい場合は360円/1ヶ月かかります。360円は安くはないので、このアプリだけで音声を聞くのは辛いかもしれません。僕は移動中に勉強することが多いので、何度も繰り返し聞きたい音声はこのアプリではなくミュージックとして保存しています。
・ただし無料版ではオフラインでは使えない。有料版は1ヶ月/360円。
・文法問題1000なども購入すればアプリ内で解くことも可能。
2-2. レアジョブ瞬間英単語
オンライン英会話最大手のレアジョブが出している英単語学習アプリです。単語を見て、瞬時に意味が出せることを目的としてアプリが作成されており、このアプリでしっかり勉強すれば単語をどこまで頭に定着させるされる必要があるかよくわかると思います。このアプリでは1.5秒以内に瞬時に単語の意味を導き出すことが「覚えたこと」と定義されています。
TOEICはご存知のようにスピード勝負です。このアプリの瞬時に単語を出せるというコンセプトがTOEICにマッチしているので、効率的に勉強できます。
TOEIC600点版が無料で、TOEIC860点版が有料です。オフラインでも使用可能です。
・TOEICの単語学習に最適。
・TOEIC 600点版が無料。TOEIC 860点版が有料。共にオフラインで使用可能。
2-3. 金のフレーズ 2
TOEICのベストセラーで「Amazon 2017 ベストセラーランキング」でも上位に入った「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」のアプリです。TOEICで頻出の単語ばかりが書かれた単語集として、「金のフレーズ」は非常に有名でTOEICの受験者から愛用されています。僕のサイト経由で既に1000冊購入いただいています。
書籍の内容が全て詰め込まれており、アプリだけでTOEICに必須の単語を勉強したい方におすすめです。選ばれた単語が秀逸ですので、このアプリだけでもしっかり勉強すればTOEIC 700点も可能です。オフラインで使用可能です。
・書籍の内容が全て詰め込まれているのでアプリで勉強したい方に最適。
・しっかり勉強すればこのアプリだけでTOEIC 700点も可能。オフラインで使用可能。
2-4. スタディサプリ英単語
リクルートが出している英単語勉強用のアプリです。学習目的で「TOEIC」を選べば、TOEIC用の単語を勉強することが可能です。英語が出てきて4択で正しい日本語訳を選ぶのですが、早く解けば解くほど高得点を取ることができます。他のユーザとのランキングを競うこともできるので、良い点を取ろうと熱中できます。
無料ですが単語数が1500超とそれなりに多く、また出て来る単語もTOEICには必須のものばかりです。残念ながらオフラインでは使用できません。
・ゲーム性が高く、熱中して単語を覚えることができる。
・無料であるが単語数が1500超。オフラインでは使用できない。
2-5. スタディサプリENGLISH TOEIC®L&Rテスト対策
上記同様、リクルートが出しているアプリです。文法、単語だけではくTOEICの解法までサポートする学習アプリです。
TOEICを毎回受験している関正生さんがTOEICの解法を講義形式で説明してくれます。月額2980円と安くはないのですが、コンテンツが異様なくらい豊富でTOEICの講義を受講したい方や自分のペースで勉強したい方などにおすすめです。
・月額2,980円と高額であるが、講義形式の動画もある。
・講義はTOEIC専門スクールに通うほどの価値あり。
2-6. flash cards deluxe
暗記カードアプリの決定版です。英単語を覚えるときに単語カードを文房具屋で買って作ったことがあると思います。今はアプリで単語カードを作る時代です。表に覚えきれなかった英単語を書いて、裏面に日本語訳を書いて毎日チェックしていきます。
数十種類のアプリをダウンロードして色々試しましたが、僕は結局1番定番のアプリに戻ってきました。EXCELへの入出力、ブラウザからの単語カードの追加など当たり前のようにサポートされており、これ以上の機能があるアプリはありませんでした。
TOEICの勉強を始めると毎日ここに書かれた内容をチェックする必要があります。TOEIC高得点を取りたいのであれば、このアプリは必須です。
・エクセルからのインポートやブラウザからの単語カードの追加など機能が豊富。
2-7. ウィズダム英和・和英辞典 2
辞書アプリはTOEICの学習に必須です。無料版の英和辞典アプリもいくつかあるのですが、オフラインで使えなかったり、音声が付いていなかったりとイマイチなものが多いです。ウィズダムは音声データが4万項目と非常に多く、TOEICに出る単語レベルであれば全て音声付きで確認することができます。
辞書アプリは大体が2000円超なので躊躇しますが、辞書自体は7000円なので、考え方によっては安いです。このアプリには検索履歴機能があるので、僕は隙間時間に履歴をチェックして、わからなかった単語を確認するようにしています。もちろんオフラインで使用可能です。
・オフラインで使用可能
2-8. audipo
音声を0.5倍~2倍まで速度変更したり、音声の特定箇所を繰り返すことが出来るアプリです。音声は2倍にしても音のキーが上がることなく、スピードを上げただけの自然な音声を聞くことができます。音声のスピードを変えるアプリはたくさんあるのですが、2倍速にしても自然に聞けるので僕は最終的にこちらを使用しています。
「ディクテーション」と呼ばれる通訳の方がよくされている勉強方法があります。流れる音声を一言一句間違わないように紙に書いて、聞き取れなかった音を認識するという勉強方法ですが、その際にも役に立つアプリです。
3. TOEICアプリ TOEICにおすすめでないもの
3-1. TOEIC presents English Upgrader
TOEICを運営するETSが出しているアプリなので、一見使えそうに思うのですが、ここに出てくるスクリプトはTOEICとは別物です。1つのエピソードの音声が1分超と長く、またIT用語や医学用語など、TOEICに出ない専門的な言葉が出てきます。
このアプリで勉強すると無駄に長い音声やTOEICに出ない単語を覚えることになるので、TOEICの高得点を最短距離で目指す方にはおすすめではないです。
3-2. mikan
有名な英単語学習アプリです。カテゴリにTOEICを選ぶとTOEIC用の英単語も学習することができます。2500単語あるので、かなり数が学習できます。ビジュアルが可愛らしく、ずっと使いたい気にさせるアプリです。
しかし、残念ながら書いてある単語はTOEIC用ではないです。どちらかというとTOEFL用の学術的な単語をTOEICとして使われるようです。volcano(火山)とかswelling(隆起)とかTOEICには出ません。その単語を学ぶくらいなら、もっと学ぶべき単語があります。
3-3. duolingo
言語の教育用アプリです。英語以外にも59言語に対応されています。ユーザインターフェイスに優れており、視覚的に楽しく学習できるように作られています。
残念ながらTOEICのレベルよりは到底低く(TOEIC 400点程度?)、ライティングやスピーキングのテストもTOEICとは形式が違うので使い物にはなりません。レアジョブやリクルートが出しているアプリで勉強したほうが効率的に勉強できるのは間違いないです。
3. まとめ
TOEIC用のアプリを紹介しました。金フレのアプリなどは上手く使えばTOEICの高得点を目指せると思います。無料でないものもありますが、購入する価値は十分にあると思いますので是非試してみて下さい。
TOEICに頻出する単語帳はこちらを参考にしてください。